インターネットの安全性が問われる昨今、家庭用ルーターにもセキュリティ機能が充実してきました。特にVPN機能を搭載したルーターは、面倒な設定なしで自宅全体のネットワークを保護できる便利なアイテムです。今回は、ルーターに内蔵されたVPN機能の利点と選び方について解説します。

ルーター内蔵VPN機能のメリット
ルーターにVPN機能が内蔵されていると、接続する全デバイスが自動的に保護されます。個別の設定が不要なため、スマホやタブレット、IoT機器まで一括でセキュアな通信が可能になります。また、プライバシー保護や公衆Wi-Fi利用時のリスク軽減にも効果的です。特に在宅勤務が増えた現在、企業情報を扱う際の安全対策としても注目されています。

VPN対応ルーターの選び方
VPN対応ルーターを選ぶ際は、対応プロトコル(OpenVPN、WireGuardなど)、同時接続数、処理速度に注目しましょう。家庭用であれば、設定の簡便さも重要なポイントです。価格帯は1万円台から高性能なものは3万円以上とさまざまですが、長期的なセキュリティ投資と考えれば決して高くありません。ネットワーク環境や利用目的に合わせて、最適なモデルを選ぶことをおすすめします。
