スマートフォンやタブレットが日常に欠かせない現代、外出先でのバッテリー切れは大きな問題です。モバイル充電器(モバイルバッテリー)は今や必需品となっていますが、種類が多すぎて選ぶのに困ることも。今回は容量・サイズ・機能など様々な視点から、最適なモバイル充電器の選び方を解説します。

容量で選ぶ – 必要な電力を見極める
モバイル充電器を選ぶ際、最も重要な指標が容量です。単位はmAh(ミリアンペアアワー)で表示され、数値が大きいほど多くの充電が可能になります。一般的なスマートフォンの電池容量は3000〜4000mAh程度。つまり10000mAhのモバイルバッテリーであれば、理論上2〜3回のフル充電が可能です。ただし変換効率の関係で、実際の充電回数は表示より少なくなることを覚えておきましょう。

急速充電とポート数 – 使い勝手を左右する重要機能
最近のモバイル充電器では、USB PD(Power Delivery)やQuick Chargeなどの急速充電技術に対応した製品が増えています。これらは従来の充電より大幅に速く充電できる上、最新のノートPCなども充電可能です。また、複数デバイスを同時充電できるマルチポートタイプは、家族やグループでの外出時に重宝します。USB-C、USB-A、Lightningなど、使用機器に合わせたポートの種類も確認しましょう。
